スマホの普及で若い世代を中心に再び出会い系がブームになっていますが、そもそも出会い系ってどんな人使っているのでしょうか?
その名の通り出会いを求めている人がお相手探しに利用するのが出会い系なのですが、その目的は様々です。
そんな出会い系を利用しているユーザーの一般的な「利用金額」や「利用頻度」など年代別、目的別などで調査してみました。
今回は今まで知らなかった出会い系のリアルな利用実態をご紹介します。
出会い系利用者の年齢層
10代、20代の若い世代=スマホ世代にとって出会い系は気軽に同性・異性の友達や恋人を探せると人気が高まっています。
また、ここ2年くらいで50歳以上のスマホ利用者の割合が大幅に増えたこともあり、今や出会い系は老若男女問わず利用者が急増中なんです。
まずは、出会い系を使っている主な年齢層から見ていきましょう。
10代の利用者が予想外に少ない
確かに若い世代の出会い系利用者は増えていますが、10代については10%程と思ったほど利用者がおりませんね。
男女比についてはほとんど同率といった感じです。
これは、出会い系のサービスにおいては18歳未満及び高校生以下の利用が禁止となっていることが理由です。
それでも10%の割合で10代の利用者がいるということは18歳、19歳だけでもこれだけ多くの男女が出会い系を利用しているということです。
SNSなど年齢制限のないサービスで比較すれば、10代の利用者はもっと多くなることは間違いありません。
20代、30代が出会い系利用者の中心
20代の利用者が31%
30代の利用者が25%
出会いの現役世代とも言われている年齢層が半分以上を占めており実質的に中心となっています。
また、この年代の男女比も調べたところ、20代、30代では女性の利用者割合の方が多い結果となっています。
40代以上の利用者が半数近くを占めている
ここ数年で50歳以上のスマホ利用者が全体の半数を超えたということから少子高齢化の影響もあると考えられます。
また出会い系サービスもスマホ対応など以前よりも格段に使いやすくなっており、過去に出会い系の経験がある中年男性などにも人気があります。
出会い系のお相手検索などでも40代男性のプロフィールが本当にたくさんヒットします。
40代以上の利用者の男女比については、男性7:女性3くらいの割合となり男性利用者が多くなっています。
特に45歳以上においては女性はほとんど見られないという結果となっています。
出会い系使っている人の平均的な利用額ってどれくらい?
出会い系を使っている人って実際にどれくらいお金を使っているのかはとっても気になりますよね?
出会い系サービスにも有料・無料があり、料金形態も定額制やポイント制など様々なのであくまで平均額の算出となります。
10代の利用者の課金率はあまり多くない
10代の利用者ではお金を使う人、使わない人がはっきりと分かれています。
算出方法が平均となっているため、少しわかりづらいのですが、どちらかといえば課金せずに使っている人や、無料期間など料金がかからないコンテンツをメインに利用している人の割合が多い傾向にありました。
20代の利用者は極端な結果に
20代になると金額が一気に増えます。
有料サービスを利用する割合が増えていることもありますが、一部にめちゃくちゃ使いまくるユーザーがいたりして平均がぐっと引き上げられてしまっています。
このようなユーザーを業界内はVIPユーザー言われており、どの世代に必ずいます。
このVIPユーザーは毎月2万〜3万円を超える金額で利用していると思われますが、定額制であればプレミアムプランは当たり前。
こういった特殊なユーザーを除けば20代の平均は30%くらいはダウンすると思われます。
30代の利用者は身の丈にあった控えめな結果
お財布事情もありますが、金額だけ見れば30代は堅実な利用者が多いようです。
30代の女性ユーザーなどは女性でも有料なサービス(婚活系サービス)を使う人も多く定額プランで3000円前後のモノを好む傾向にあります。
30代後半になってくると男性ユーザーも本気で婚活を考えだす人が増えるなど良い出会いの為の投資として出会い系を利用している人が増えてくるようです。
40代以上の利用者は出会い系の使い方に変化も
中年層になってくると利用金額がぐっと増してきます。
社会的ステータスも高い人が多く、経済的に裕福な人が増えてくる年代なので比例して金額は多くなっています。
昔から出会い系は40代以上の社長さんとかお金持ちの人にもよく利用されており、それは現在でも変わらないようです。
恋人とか結婚とかパートナーを探すというよりは若い女の子と遊びたいおじさんが多いということでしょう。
出会い系をよく利用する時間帯
出会い系サイトやマッチングアプリを利用する時間帯などはどの世代でもさほど違いはありませんでした。
また、ほとんどのユーザーはスマホでの利用がメインとなっているため、少しでも時間があればログインしてメッセージのやり取りやプロフィール検索などしています。
それでも仕事中の人が多い、平日の午前〜夕方までは比較的落ち着いている傾向にあります。
一番活発なのは22時〜0時の時間帯となっており、インターネット全般の利用者と同じような利用傾向にあるようです。
出会い系のようなコミュニケーションコンテンツは、チャットやメールでのやり取りがメインとなっており、ある種のリアルタイム性があります。
このリアルタイム性はスマホとの相性が抜群なんです!
これがスマホ時代に出会い系がブームとなっている大きな理由の一つかも知れません。
出会い系を使っている人の利用目的
利用目的については年代別で利用目的が偏るという傾向は見られませんでした。
確かに20代だからこういう目的とか40代だからとかってことはありませんよね。
利用目的については、集計しきれないほど千差満別だと思います。
100人いたら100通りの目的が存在することでしょう。
今回の調査ではその中でも比較的多かった目的をピックアップしてみました。
友達や恋人が欲しい
これは出会い系だからこその王道の理由ですね。
10代、20代、30代あたりは特定の異性との出会いを期待しているような使い方が多く見られます。
40代の男性あたりは出会いの対象が一気に増える傾向にあります。
よりたくさんの女の子とメッセージやり取りしたりLINE交換したりと遊びな感じです。
真剣なお付き合い・結婚相手探し
主に20代後半〜30代では真剣なお相手探しを目的として出会い系を利用している人も一定数はいるようです。
結婚相手探しなんてどちらかといえば結婚相談所とかお見合い系サービスを利用するイメージもありましたが、出会い系や婚活系マッチングアプリは料金が非常にリーズナブルですし、昨今は利用者が増加傾向にあるので将来のパートナー候補探しも出会い系を利用する人が多くなっているようです。
暇つぶし・相談・話し相手
決して多くはありませんが、出会いが目的というよりは誰かに話を聞いてもらいたいとか、暇つぶしとしてただ話をするだけの話し相手探し目的で出会い系を利用する人も多くてちょっと意外な結果でした。
若い女の子と遊びたい
40代以上になってくると出会い系の利用にもちょっと変化が現れてきます。
もちろん若い女の子と知り合って…などの下心ギラギラのおじさんは多いですが、ただただ若い女の子と会話したいだけのユーザーが増えてくる傾向にあるようです。
なんというか、わかりやすく言えばキャバクラ心理なのでしょうか?
こういうタイプの男性は一人の女性ではなく、たくさんの女性とメッセージのやり取りをすることを楽しむ感じで出会い系を利用しています。
もちろん、気の合う相手とはご飯に行ったりデートしたりもしていますが、特定の相手との出会い(恋人探し等)というよりはたくさんの女の子と出会いたい!遊びたい!と考えているようです。
セフレやワンナイトラブ的な大人の関係希望
30代以上の男性に多く見られますが、セックス目的で相手を探している人は多いです。
また、女性利用者の中でも主婦・人妻には不倫や肉体関係が目的で出会い系を使っている人もいます。
10代女の子の中にはパパ活とか言われるようないわゆる援助系が目的で出会い系を使っている人もいますが、運営体制がしっかりしている出会い系では早期に排除されるのでこういった目的で実際に交際に発展するケースがどのくらいなのかはちょっとわかりません。
いずれにせよ、未成年者を対象とした売春や買春は法律や条例で厳しく禁止されているので注意が必要です。
さらにはこのような誘いに乗って実際に行為に及んだ後になって、美人局のような面倒なトラブルに巻き込まれるというケースも昔の出会い系ではよくある話でした。
まとめ
ということで、今回は出会い系利用者の「利用金額」「利用時間帯」「利用目的」が年代別でどんな実態になっているのかをご紹介しました。
この記事を執筆するにあたってはネットで文献を漁ったり、メディア仲間や実際に出会い系で知り合った人に実態をヒアリングしたりしました。
また何人か出会い系関係者に知り合いがいることもあり、運営の中の人から情報を得たり出来たところもあり、単なる憶測だけの情報ではなくある程度の実測データが元になっています。
出会い系は虚像でもなんでもなく、会いたいという目的で利用している人にとっては本当に存在意義のあるサービス・存在になっていることは間違いありません。