いよいよ出会い系サイトにもAIの時代がやってくる?!
米国の大手出会い系サイトeHarmony(イーハーモニー)がウェブサミットでユーザーの出会いを後押しするデートアドバイザーにAIを活用すると発表しました。
確かにこの流れは当然だと思います。
AIを使ったデートアドバイザーの提案で実際の出会いマッチングがどう変わるのか?
海外の最先端出会い系サイトの今をご紹介します。
- eHarmony(イーハーモニー)は米国の出会い系サイト
- AIテクノロジーを活用した最先端の出会い系サービス
- 出会い系アプリ利用者は増加しているが実際のデートはまだまだ少ない
- 海外ではAIを活用した出会い系サイトが増えてくる
eHarmony(イーハーモニー)は米国の出会い系サイト
eHarmony(イーハーモニー)は長年に渡って結婚カウンセラーとして活動している心理学博士Neil Clark Warren(ニール・クラーク・ウォーレン)が研究開発した相性診断モデルを活用した独身男女をマッチングする出会い系サイトです。
アメリカはカリフォルニア州サンタモニカを拠点として運営されており、英語圏を中心に約150か国にいる会員数は驚異の3500万人超え!
設立は1998年の8月ということなので20年も運営されている歴史ある出会い系サイトなんですね。
資本は複数のベンチャーキャピタルから調達するなどして規模を拡大!
eHarmony(イーハーモニー)はマッチング率が高い!
また、米調査会社ハリス・インタラクティブが米国では1日平均542人の会員がeHarmony(イーハーモニー)で出会った相手と結婚しているというデータを発表したこともあるようです。
もう日本とは次元が違いますね!
日本の出会い系・結婚系サービスの最大手でも1日平均500人の会員がサイト内で出会った相手と結婚するなんて絶対無理でしょ!
そもそも人口規模も違いますし、欧米では恋人や結婚相手をWEB上の出会い系サイトで探すことは特別なことではありません。
日本で例えるのは難しいですが、サービスの利用に対しての敷居間で言うならLINEを使うとかTwitterやFacebookを使うのとほとんど変わらない感じだと思います。
eHarmony(イーハーモニー)の特徴
eHarmony(イーハーモニー)は長期的なパートナーを前提とした独身男女の出会い系サイトです。
数ある出会い系の中でもマッチング精度の向上・最適化のために心理学をベースとした恋愛向けの研究機関「eHarmony Labs」や恋愛アドバイスを中心とした情報発信サイト「eHarmony Advice」の運営も行っています。
心理学や独自の診断モデルを論理的に活用したシステマッチックな出会い系サイトです。
日本ではそれこそ人気のメンタリストDaiGoが監修している恋愛・婚活マッチングサービス「With(ウィズ)」が近いのかもしれません。
※高校生以下、および18歳未満の方はご利用いただけません。
AIテクノロジーを活用した最先端の出会い系サービス
eHarmony(イーハーモニー)のマッチング・相性診断モデルは高度なテクノロジーを活用しているのが特徴。
従来の出会い系サイトでは、お相手のプロフィールを見て、気に入った相手を「スワイプ」でお気に入りするとか「いいね!」をタップするなどの煩わしいプロセスが必要でしたが、eHarmony(イーハーモニー)はそういったお相手探しプロセスはすべてAIが診断モデルを基に行うという画期的なシステムを開発中とのこと。
eHarmony(イーハーモニー)の相性診断モデル
eHarmony(イーハーモニー)のお相手マッチングは独自に開発した相性診断モデルがベースとなっており、単にプロフィールの中にある「目的」や「趣味」が同じ相手とのマッチングを行うのではなく、「相性」の良い相手とのマッチングを目指しているという。
そのためにeHarmony(イーハーモニー)のサイト内プロフィールやメッセージなどではマッチング相手への希望や求めていることを提示するのではなく、自分自身のことについてアピールするカタチになっています。
それぞれのユーザーがどんな人なのか?
相性診断モデルをベースとした科学的アプローチを行うため、eHarmony(イーハーモニー)では会員登録する際に自己の性格、価値観など本人のアイデンティティになるような事柄を診断テストとして回答するカタチになっています。
ユーザーの行動心理なども分析評価
さらに相性診断だけではなく、サイト利用における平均滞在時間やどんな人に興味があるのか?などユーザの行動データを評価する仕組みも取り入れられています。
それらのデータ総合的に分析することでユーザー同士の「相性」を判定しているとのこと。
現時点でもここまでの精度を提供している出会い系サイトは多くありません。
これなら前述の通り、毎日500組ものパートナーが結婚に至るということも頷けますよね。
出会い系アプリ利用者は増加しているが実際のデートはまだまだ少ない
eHarmony(イーハーモニー)ではユーザーの出会い体験・マッチングプロセスについてはまだまだ改善の余地があり、出会い系が行うべきは参加者のプロフィールを羅列して利用者に選択させることではなく、「はじめてのデートはどこに行けば良いか?」「デート中はどんなことを話せば良いのか?」などの次の一歩に対してのアドバイスではないかと提唱しているんです。
なぜなら出会い系の利用に限らず、多くの異性間マッチングにおいて特定のお相手探しよりもやり取りが始まった後のデートへの誘い方やデート中の振る舞いなどに不安があるユーザーが多いということがeHarmony(イーハーモニー)のユーザー特性として見られるからだというのです。
マッチングは多いがデートはまだまだ
ここ数年で日本でも出会い系利用者は増加していますが、実際に会えている割合ってどれくらいなのでしょうか?
その理由の一つとして心理的に対面することへの不安があるということなのです。
もちろん会いたいと思っているから出会い系サイトを使っているんですが、いざマッチングが出来ても「どう誘っていいのかわからない」、「デートに誘うタイミングがわからない」という人が予想以上に多いんです。
eHarmony(イーハーモニー)ではそんなユーザーのデートへの移行をサポートするためのAIテクノロジーを開発中なのです。
海外ではAIを活用した出会い系サイトが増えてくる
Loveflutter(ラブフラッター)
英国の出会い系アプリLoveflutter(ラブフラッター)も積極的なAIテクノロジー活用を発表しています。
Loveflutter(ラブフラッター)では、ユーザー同士がやり取りを行っているチャットのメッセージ内容を解析してお互いのマッチング成功率を判定しようという試みを行っているようです。
マッチングで高判定が出た相手に対してAIが自動的にデートへ誘うメッセージを送信する仕組みを検討しているとのこと。
GAFAを筆頭にユーザーデータの活用は仕方ないところではありますが、チャットのメッセージというプライベート情報を解析されるってのはちょっと恥ずかしい気が。。。
また、Loveflutter(ラブフラッター)では現時点でFoursquare(フォースクエア)という位置情報SNSと連携することで、ユーザーが初デートの際に自分とお相手それぞれの自宅からちょうど真ん中あたりにあるデートに良さそうな場所を提案してくれるサービスを行っています。
この点からも、今後はユーザーのデートにおけるサポートが必要だということが垣間見れますね。
Badoo(バドゥー)
ロンドンの出会い系アプリBadoo(バドゥー)では、すでにAIテクノロジーを活用して顔認証機能を使ったサービスを提供してます。
Lookalikeという機能はアップロードした写真の人物と似ている写真をお相手プロフィールの中から検索するというモノです。
例えば、好きな有名人とか昔の恋人や両親など自分の好みの人物写真をアップロードするといったカタチです。
男性ユーザーでは、ハリウッド女優や美人モデルなどの写真をアップロードする人が圧倒的に多いようです。
こちらはサイト内のお相手検索の精度向上にAIを活用している例となりますね。
まとめ
eHarmony(イーハーモニー)の思想が今後の出会い系のあり方を変える可能性は大いにあります。
出会い系サービスとAIテクノロジーの相性は抜群だと思います。
そして日本でもこのような出会い系サービスが必ず出てきます!
これが実現して精度が高まれば本当の運命の出会いが叶う日もそう遠くはありませんよ。