SNS最大手のFacebook(フェイスブック)がオンラインデートサービスへの本格参入を発表しました。
日本では「出会い系」と言われる、主に異性との出会いを目的とした恋愛系マッチングサービスへの本格参入で独身者の恋活・婚活がもっと身近になりそうです。
Facebookの出会い系業界参入
5月1日、人と人とを繋ぐSNSの中でも特に異性との出会いに特化している恋愛系マッチング機能がFacebookに追加されることが発表されましたね。
日本では「出会い系」というと何となく如何わしいイメージに捉えられがちですがFacebookがこの業界へ参入することで日本においてもSNSでのパートナー探しや恋活・婚活がもっと一般的になっていくと思われます。
しかしながら既存の出会い系サービスにとっては巨大な競合相手が参入してくることに戦々恐々としているのではないでしょうか?
出会い系競合サービスが戦々恐々となる理由とは?
既存のFacebookサービス利用者の数
月間のアクティブユーザーが20億人とも言われているSNSが参入してくるなんて、脅威でしかありませんよね。
これらの利用者の内、恋愛系マッチング機能を利用するユーザーがどれくらいいるかはわかりませんが、仮に1%のユーザーが利用するとしたら月間で2000万人が恋活・婚活市場へ流れ込むことになります。
アメリカでは20代の利用者層が最も多く、30代、40代と年齢が高くなるに連れて減少傾向にありますが、日本では逆に40代の利用者層が最も多く、次いで30代、そして50代というようにユーザー分布が異なるため、出会い機能のニーズもそれぞれ違いはありそうですね。
ちなみに日本における出会い系サービス利用者層として男性は30代、40代が最も多く女性は20代、30代が最も多いと言われています。
出会い機能の利用状況は非公開
Facebookは原則として実名プロフィールでの利用が前提となっていますが、新しい出会い機能は専用の別プロフィールを作成して利用する仕様になっている模様。
出会い機能専用のプロフィールは友達になっているユーザーには表示されず、友達になっていないユーザーのみに表示されるとのことで、出会い機能上のアクティビティも友達になっているユーザーには表示されないようです。
Facebook広告への影響
現在出会い系サービス業界の広告媒体としてはプラットフォームのリスティング広告、SNSや関連するwebメディアが主体となっているようですが、Facebook広告も主な有効媒体の一つであることは容易に想像できますよね。
しかし、Facebook自体がサービスに参入するとなると、サービスにマッチするユーザーや広告媒体の独占ということも考えられます。
恋愛系マッチングサービス業界として潜在的な利用者拡大の恩恵もあると同時に、集客面やサービスの差別化などにおいて脅威となる部分もありそうですね。
Facebookユーザーにとってのメリット・デメリット
出会い機能のプロフィールは匿名での利用が予想されますが、お相手マッチングは匿名性の高い出会い機能専用プロフィールよりも実名を前提としたデフォルトのプロフィール情報などから趣好を算出した方が精度は高くなると思われるので、利用者側のメリットとしてはそのマッチング精度ではないでしょうか?
本当にFacebookのコンテンツマッチング精度はすごいと思います!
逆に懸念されるデメリットとしては、実名プロフィールやつながりのある友達データなどが流用されることによる想定外の身元バレや、友達の友達や友達の元カレ、元カノとのマッチングなどから非常に近い間柄での浮気や不倫関係になってしまうこともあるかもしれませんね。。。(汗)
まとめ
出会い系業界にとっては大きな波が訪れる年になりそうですが、利用者にとっては新たな出会いのきっかけが出来ることになるでしょう。
来年あたりは「私たちFacebookで出会いました!」というカップルが急増しそうですね!