出会い系アプリTantan(探探)をご存知ですか?中国のスタートアップであるTantanはサービス開始から3年で中国No1シェアを獲得した人気の出会い系アプリです。
そのTantanは認証済みユーザー(身元確認済み利用者)がなんと6000万人!
その中でのアクティブユーザーは10%(600万人)ほどで、さらに3日に一度は利用しているというヘビーユーザーが82%にも及ぶという盛況ぶり。
出会い系アプリTantanが人気になった理由とは?
中国事情を徹底分析したマーケティング
この盛況理由についてTantanは、女性利用者のマーケティングを重視した結果にあるようで、他の出会い系アプリと比較しても女性利用率が極めて高く男女比で6:4(女性利用者が4割を超える)となっているとのこと。
確かに他の出会い系アプリの利用者比率の実態として女性は1〜2割、多くても3割弱ということがほとんどである。
中国の一人っ子政策によって、将来の男女比率から3000万人超えの男性は結婚出来ないと言われている中、中華アプリとしては比較的安心して使えると人気を集めている。
出会い系アプリMomo(陌陌)の凋落
また、中国で人気の高かった出会い系アプリといえばMomo(陌陌)が挙げられますが、利用者の個人情報などを丸ごと抜き取る仕組みが発覚しマルウェアとして警戒されてしまった経緯があります。
これらの要因も出会い系アプリTantanの人気を後押ししていると言えそうです。
中国国内ではもはや敵なし状態
中国国内ではインターネット利用制限によって、facebookログインが必要なTinder(ティンダー)は現実問題として使えない状況です。
しかしTantanは中国国内の利用制限がないという点でTinder(ティンダー)の代わりに利用者が伸びているということが言える。
気になるTantanとは一体どんなサービスなのか?
出会いアプリTinder(ティンダー)にそっくり?
実はこのTantan、世界中で今人気の出会いアプリTinder(ティンダー)に非常に似ており、GPS機能を利用して近くの男性、女性を検索すると検索範囲にいる人の写真がランダムに表示され、そのプロフィールや写真を見て気になる相手は右スワイプ、興味のない相手は左スワイプするというモノになってます。
お互い両想い(それぞれが右スワイプしている)の場合にマッチングとなり、チャットで会話、デートが出来るという流れである。
Tinder(ティンダー)とそっくりではありますが、後発ということもあり、使い勝手や機能などはTinder(ティンダー)よりも充実しているようです。
海外展開は成功するのか?日本上陸はいつ?
そんなTantanが2017年に海外展開してビジネス拡大を図るべく新たに7000万ドル(日本円で約75億円)の資金調達を行ったとIT系メディアやネットニュースで報じられているようです。
Tantanは2014年に500万ドル(日本円で約5億円)、2015年に1300万ドル(日本円で約14億円)、2016年に3200万ドル(日本円で約36億円)とこれまでのトータル1億2000万ドル(日本円で約130億円)を調達。
海外進出先としてはアジア全域、特にインドや東南アジアへの拡大を視野に入れているとの見解から日本上陸はまだ先のことになりそうかと。
中華系アプリって日本人からするとちょっと怖い印象がありますよね。
個人情報を不正に送信されるんじゃないか?とかウイルスに感染させられちゃうんじゃないかとか。
でも中国ではかなり利用者が多いようですし、以前中国の上海だか北京だかに住んでいるアメリカ人がたったの1年で100人を超える中国人女性と関係を持ったということがネットニュースで話題になっていましたが、今の中国市場を考えるとあながち嘘ではないのかもしれませんね。