SNSによるお相手マッチングにDNA(遺伝子)を用いるという出会いアプリがアメリカで登場。
生物学的に異性は自分と違うDNAをもつ相手ほど引かれやすい傾向にあるという点を活用し免疫システムに関する11の遺伝子から相性の良い運命の相手とマッチングを行うという。
確かにそれぞれの人間が生まれつき持っているDNAでの相性適性は子孫を残そうとする生物学的にも自然なことですね。でも今までの出会い系サービスやマッチングアプリとはどう違うのか?DNAマッチングって高額な検査代がかかるんじゃないの?…無料ならやってみたい!と思ったので、ちょっと調べてみました。
- DNA(遺伝子)マッチングサービスを提供する出会いアプリ-Pheramorとは?
- DNA(遺伝子)レベルで相性の良いお相手探し
- DNA(遺伝子)マッチングのメリットは?
- DNA(遺伝子)マッチングの科学的根拠は?
- DNA(遺伝子)の相性って完璧なのか?
- 日本にもあります!DNA(遺伝子)を活用したマッチングサービス
- まとめ
DNA(遺伝子)マッチングサービスを提供する出会いアプリ-Pheramorとは?
簡単に説明するとPheramorはアメリカ・ヒューストンで誕生した異性との出会いを目的としたマッチングアプリです。
これまでの出会い系サービスとの違いは、お相手マッチングにDNA(遺伝子)解析結果を用いるという生物学的なアプローチをサービスとして提供しています。
ヒューストンから始まり、年内にはアメリカ国内の他の都市への進出を考えているという。
DNA(遺伝子)によるマッチングということで、アプリインストール後に DNA採取キットで唾液をサンプリングしPheramorへ送り鑑定を行うという流れになり、現在この採取キット及び鑑定については有料でのオプションサービスとなっています。
Pheramorのアプリ自体インストールなどは無料。
DNA(遺伝子)レベルで相性の良いお相手探し
このDNAの解析結果には免疫システムを助ける11の遺伝子というものを根拠にして算出されるらしいのです。
人間は子孫を残すという生物的本能から自分と違うDNAをもつ異性ほど引かれやすいということが言われており、この新しい出会いアプリ-Pheramorではこのように異性が子孫を残すために自分自身が持っていない免疫を取り込むべきという本能を利用して異性のマッチングを行なうという試みを行っているサービスです。
もちろん、DNAの結果だけで理想の相手が見つかるわけではない。
人間の趣味趣向・性格は後天的な環境や体験などにも大きな影響を受けるわけで、その点はFacebookやTwitterなどのSNSのプロフィールをアプリ連携させて総合的にマッチングを行うというものである。
DNA(遺伝子)マッチングのメリットは?
SNSプロフィールなどの確度は正直言って高いとは言えない。
昔から出会い系サイトでは自分を良く見せることでたくさんの相手からメッセージをもらったり、興味を持ってもらったりすることで出会いの確率を高めるということが常套手段であり、昨今のSNSであってもその傾向は低くない。
そんな中にDNA(遺伝子)レベルでお相手マッチングができるという部分は本当に相性の良いパートナーとの出会いを求めている人には大きなメリットになるだろう。
特に婚活サービスという位置付けでのお相手マッチングにおいてはまさに理にかなっているのだから。
結婚して子供が出来て、長い人生を共に過ごすパートナーとの相性は外見ではなく中身が大切なのは言うまでもない。
世の中、一生を添い遂げるカップルとそうでないカップルの違いは、この生物学的な相性の影響があるのかもしれませんね。
DNA(遺伝子)マッチングの科学的根拠は?
DNA(遺伝子)マッチングに使われる検査はそのほとんどが恋愛遺伝子とも言われている「HLA遺伝子」の一部のデータを活用して行われています。
簡単に言うと、匂いやフェロモンなどと連動している遺伝子ですね。
実際のところ、DNAでフェロモンに関係する11の遺伝子が存在していることとその関連については研究でわかってきているが、それらがどう関係しているのはわかっていないというのが現状です。
要するにDNA(遺伝子)での相性の良いお相手マッチングに科学的根拠があるかどうかについてはあくまで論理的仮説であるということです。
「関係がある!」ではなく「関係があるハズ!」なのである。
確かに、DNA(遺伝子)レベルでの相性によって異性が惹かれ合うという部分が生物学的に絶対であり確実な事柄なのであれば、前述のように一生を添い遂げられないカップルはもっと少ないハズでは?と思いますね。
よって現在においては、DNA(遺伝子)マッチングの科学的根拠は「関係があるハズ!」ということのようです。
DNA(遺伝子)の相性って完璧なのか?
「関係があるハズ!」とはいっても生物学的に相性が良いであろう相手とマッチングされたところで、その遺伝子的な相性が容姿や感情的に好みであるかどうかは別物なのです。
DNA(遺伝子)レベルで相性が良いですよ!と言われても、そう感じることが出来るでしょうか?
やっぱり容姿や趣味趣向、性格など後天的に培われてきたその人のアイデンティティに対して惹かれていくという部分は多いように感じます。
そうなんです!
DNA(遺伝子)の相性って完璧じゃないんです!…今のところは。
だからこそPheramorにおいては、DNAだけではなく、SNS連携との総合的判断でのマッチングを行っているのですね。
日本にもあります!DNA(遺伝子)を活用したマッチングサービス
今回はアメリカのPheramorというマッチングアプリを紹介しましたが、もちろん日本にもDNA(遺伝子)を活用したお相手マッチングを提供しているサービスがありましたので、いくつかご紹介しましょう。
サービス名 | マッチング費用 | 主な検査内容 |
---|---|---|
NOZZE(ノッツェ)-DNAマッチング | 50,000円〜 | HLA遺伝子 |
DNAマッチングLovers | 49,800円〜 | 8項目の遺伝子解析 |
ジーンパートナージャパン | 36,000円〜 | HLA遺伝子と免疫系 |
DNA Compass | 19,800円〜 | HLA遺伝子 |
まとめ
今回はDNA(遺伝子)を活用したマッチングアプリ-Pheramorを紹介しました。
出会い系サイトも最近ではマッチングアプリというカタチでインターネット世代の若い人たちには気軽に利用されています。
FacebookやTwitterといったSNS連動とDNAという生物学的な相性を用いることで本当に相性の良い相手を見つけることができる時代がやってきました!
これからはAI時代、それでも人と人のコミュニケーションは絶えることはありません!
素敵な出会いは自身の行動によっていくらでも手に入る時代なんですね。